2009/01/25

腕に溺れず、道具に溺る

明朝は写真撮り自体が寒行ですね
頑張ってきて下さい

僕もなんか撮りに出ようかと思ってます
今夜もがっくしなので、気力がチャージできたら・・・

今日は某先生の写真展見に行ってきました

ポジで撮ったものをスキャンして、キヤノンの最新型のプリンターで出力してました。セミデジタル写真の展示

入った瞬間・・・違和感
残念ながらせっかくの作品が
デジタル化の段階で死んでしまっていました。
鮮度ガタ落ち
素人の僕でも分かるというのは相当問題と思います。

原因の所在はともかく、結果だけを見れば、
某先生ご自身が「デジタルは***がダメ」というにも一理あります。
ポジから直に焼いた作品を拝見したかったです。

会場にはレジメも、芳名録もありませんでした。
番の人もだれも居ませんでした。

額装も粗かったですし、たぶん思うのですが、今回の展示は、
デジタル作品の試験展示か、生徒さんにお付き合いで開いたんじゃないかと、、、、

写真集を何冊も出しておられるほどの先生が、
あの品質感で作品を世に出すというのは無いと思うのです。


デジタルだ、銀塩だというような技術論に終始するのではなくて
写っている内容の話をしてくれれば、百年でも通用するでしょうに、、、、

本来そこに写真のキモがあって、
道具じゃどうにもこうにもできないもの
先生方の真骨頂もそこにあるでしょうに。。。。

作品の内容に関わる部分として
自分で焼いて、銀塩でなくては表現できないものがあるという人たちの言葉には、説得力も感じますし、敬意も表します

この前そういうの見て感動したんですよ。
あれはいいわあ。。。やってみたい

思うのですが、撮るだけ撮って、あとは業者まかせ。
色の悪さや露出の勘所までも、業者の腕のせいにできていたフィルム時代の人たちは、デジタル時代になると今後さらに苦労しますね、

単なる撮影道具として、いまだに銀塩優位の論陣を張る人たちは5年以内に完全駆逐されますよ。


デジタルがつまらんとか言わずに

私は銀塩で撮るのが好きだからとか
のびのび撮影できるとか、緊張感がたまらんとか

言いよう一つで値打ちが増すのになあ。。。

デジタルはめんどくさいとか、
インスタントおもちゃぽいとか
言ってくれたほうが、よっぽど気持ちいい。


※掲載した写真は記事には直接は関係ないのですが、
この集団は、アナログ、デジタルをバランスよく使い分けることに関しては敏感な人たちです。

先ず先に「何をしたいのか」

ちょくちょく本末転倒しがちですが大事にしたいですね

0 件のコメント: