2009/05/30

以心伝心 電心

シャレのつもりじゃなくて
ほんとにもう、何が確かなのか解らなくなってきた。

どうありたいんだろう僕は。
どうあれというのか?

この鉄塔のようにどっしり構えていられたらいいのに


だけど、だれもこんなもの見上げる人はいないよな
存在すら意識の外

鉄塔はそこにあるだけ
流れ通り過ぎてゆくものを支えながら立っている。
流れてゆくことも、意に介さず

泰然としてそこにある。

黙って立っていられたら一番なんだろうな
黙って忘れ去れたらいいんだろうな

そう望まれているのだろうが

こうして日々迷走している

2009/05/25

明日から日曜まで!春季県美展です

昨年秋に中津で見たヒマワリ畑でのヒトコマ

間違いなくそこに立って居たという事。
同じモノを見てたという事実。

あたたかさの記憶・・・明るさの思い出・・・・時々刻々 人も自然も、社会も、環境も、役割も変わっていくわけだが、

何かのきっかけで、振り返ってみるとその盛りの頃がいまの事のように蘇る。

刻まれた記憶に陰りはないのです。

どのくらい?・・このくらい!
と、当時の思いの丈・熱さが測れたらいいのに。。。。


いやいや、それは大きな間違いですね

怖ろしいことです

測れないから尊く、美しく輝き続けられるものなんだと思います


絶対的なものなど知る術はなく、相対的な感覚で流されてしまう・・・


これで良しとしますか?

僕はできません


秋に季節外れのヒマワリ畑で、ひとりそんなことを考えておりました。


いつものように思うのです


変わらないもの。褪せないものは自分の中にしか保存できませんね。

こんなひ弱な容れ物にしか

最近よく見かけるような気がする。

    都会の夏の夜

 
 月は空にメダルのやうに、
 まちかど
 街角に建物はオルガンのやうに、
 
 遊び疲れた男どち唱ひながらに帰つてゆく。  
 
 ——イカムネ・カラアがまがつてゐる——
 

 その脣はひらききつて
 その心は何か悲しい。
 頭が暗い土塊になつて、
 ただもうラアラア唱つてゆくのだ。
 
 
 商用のことや祖先のことや
 忘れてゐるといふではないが、

 都会の夏の夜の更——
 死んだ火薬と深くして
 眼に外燈の滲みいれば
 ただもうラアラア唱つてゆくのだ。


                  中原 中也


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今週は
ジェットコースターに乗っていた。

目まぐるしく心持ちが揺れる。変わる

僕のペースでは制御不可能だけれど、
ジェットコースターに乗っていたかった。
だからそうした。

どっちに曲がるか分からない。
振り落とされそうにもなったけど
不安は感じなかった。

ジェット-コースターもどこへ行くのか
わからないんだと思う

それだけでいい。
それ以上ではない方がいいんだろう・・・


100年後には自然の摂理が働いて、
然るべく、然るべき所に停車するんだ

何の根拠もないけれど
そんな気がしている。

2009/05/20

汚れかたが・・・


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Originally uploaded by h@lsan
  幸 福               中原中也


幸福は厩のなかにいる
藁の上に。
 
幸福は
和める心には一挙にして分る。

  頑なの心は、不幸でいらいらして、
  せめてめまぐるしいものや 
  数々のものに心を紛らす。
  そして益々不幸だ。

 
幸福は、休んでいる 
そして明らかになすべきことを
少しづつ持ち、 
幸福は、理解に富んでいる。

 
  頑なの心は、理解に欠けて、 
  なすべきをしらず、ただ利に走り、 
  意気銷沈して、怒りやすく、 
  人に嫌われて、自らも悲しい。

 
されば人よ、つねに先ず従わんとせよ。 
従いて、迎えられんとにはあらず、 
従うことのみ学びとなるべく、学びて

汝が品格を高め、そが働きの裕かとならんため!



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なんか共感できる

30青年ならいざ知らず、イイ歳してこんなじゃ
やっぱ幼稚、、青臭いってことになる

もっとちゃんとムラ無く汚れないとな

今、ある意味で僕は年寄りよりも老いている。
時間を実感無く空費している

自嘲するのはやめろと言われる。
確かにそうだよね

やめたら何が残る?
何が始まる?

2009/05/17

また乗り遅れた

梅田の繁華街に居た。僕は観光バスに乗っていた。


ケバい看板や薄汚れた高架下。。。見慣れない街を行くのはたのしい。
いつもと違う都会

ちょっと楽しみすぎたので時間配分間違えたみたい。急いで空港へ、でも都市高速は渋滞・・・

渋滞を抜けようと土地勘ないのに途中で一般道へ。。。こっちも混んでる。ああどうするんだ工場地帯の中を走ってる。

方向違うんじゃないと運転手に聞くと、関空に向かうらしい。
おかしいよそれ
業を煮やしてバスを降りた。
2人ついてきてくれた。

僕と2名はSUVに乗って側道を走っている。
屋根が当たりそうなガードの下をくぐって別の道に出る。

2人がいてくれてちょっと安心。

バスに残った人達はまた渋滞の高速に登っていった関空に向かうようだ。

僕はSUVで住宅地の高台を越えて伊丹へ。まだ伊丹ならこの時間便があるはず。

迷路になっていたり行き止まりの狭い路地をバックで戻ったりしながら。。。
空港へ急ぐ

メールがつぎつぎ入る
クレームの電話が鳴る

書類を忘れていることを思い出す。。。
そういえば,レリーズも

焦る・イライラする

同乗の2人も僕の選ぶ道がことごとく裏目に出ることで
クルマを降りそうな感じ。。

空港が見えてきた夜だ。

一機がこっちに向かって飛んできて屋根をかすめて上昇していった

とたんに空港の電気が全部消えた。

冷や汗

ここで目が覚めた。。。。。


目が覚めて思った
空港がだめなら港に向かおう

フェリーには間に合うだろう
だけど、クルマには僕1人になっていたんだと思う。

バスのみんなは帰り着いたんだろうか・・・

2009/05/16

アートの花は。。。



Originally uploaded by URA-HAL
まちなかプレミアム商品券の影響でしょうか
今日の商店街はにぎやかです。

街のあちこちにも、ミニコンサートや、ギャラリーが出てます。

もしかすると、もしかする。
おしきせではなく。
ホンモノの日本発、ボランティアリズムが
うまれかかっているのかもしれないなあ。

「頼母子講(たのもし)」なんて言葉が今風に生まれ変わってもっと血の通った相互扶助のようなものが出来てくるのかもなあ。。。

アートもその一翼を担っている

なんなんだろう
この流れは。。。。。

前から思っては、いたけれど。。。
言いたくないけど。。。

アートは繁栄と凋落の挟間に花開くということ。
花を育てる「吹きだまり」がいるんだということ。

きょうはちょっとそんな気がした。

2009/05/13

しなやかさが・・・


しなやかさが・・・
Originally uploaded by h@lsan
空回りが止まらない。
止めても何もない。回り続けても何もない。

わかってて
なぜ楽にならないのか?
自分で止めないのか?

希望なのかなあ
理想論なんだよ

もはや幻想

でも捨てきれない
起こりえないキセキを求めている

希望も捨てたら
俺に何が残るのか

こんなこと言ってるから甘いって思われる。
みんな日々のことで精一杯なのに

分からないんだろうね
僕ってそんなに楽そうに見えるんだろうね


僕の存在自体が世の中にかみ合ってないような気がしてる。
意味を見失いかけている

だからって、死んだりせんよ(笑)

こんなこと書くから涼しい顔してるって思われるんだろうね

2009/05/11

カメラを置いて

昨日はいい天気でしたね
みなさんいい日曜でしたか?

昨日はカメラを持たずに出かけました。
だから今日は写真なし。

iPhoneとケータイは、あるのですけど、
これも敢えてつかわないで過ごそうと。。

結果
いつもと違った情景に見えました

通行人の所作や表情もたくさん放っている
観葉植物も輝いている
空き地の雑草も、無造作に停められている自転車も
ビルのオブジェもショップの陳列も・・・

なにより
会話がちゃんとできる。

ずっと何年も
どこか上の空になっていたのかもしれない
いやたしかにそうなんです
浮ついた気分、非現実空間で会話をしていた。
求めていた実感の真逆の反応を、図らずもしていたんだと思います。

なんかソワソワ、、、頭と気持が空回りすることがあるんです。
これは機械がそうさせていたわけではないけれど、
ITと違って人は、決まった問いかけに、決まった答えを返してこない。
そのズレの累積がいろんな不具合を生じさせるんでしょうね。

普通はきもちで吸収するもんでしょうけど
その柔軟性が落ちている。

いつのまにか毒されているんですね
僕は感覚の一部を工業製品に預けすぎているんだということ。
僕自身が、もっとも忌み嫌う、冷たい機械人間なんだろうか

ITの便利さと怖さはわかっているつもりなんだけど・・・
また、わからなくなってしまいました。

肌身で感じる事の大切さ
心で確認する重さを大事にしたい。尊重したい。。。

人工の刹那的な時間ではなく・・・
1秒1秒自分で時を進める感覚。。。
外部保存の効かない記憶・・・

忘れてしまわないように自分で保つから
写真で撮るより強く記憶に刻むことができるとも言えるのかも

今日は「カメラを持っていなくてよかった」と思いました。

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昼間はあっという間に過ぎ、夕方になる。
休日の終わりが迫るとどうしてもセンチになる
いい歳して、なにやってんだと自分でも思うけれど

夕暮れから朝までがきつい

夜も静かにしていたくてクルマでうろついてみました。

涙目のような、大きな月がのぼってきたので
ぼんやり眺めていました

近所の人たちが公園に集まって空を指差しています。
見上げると明るい光が音もなく高速に移動しています

国際宇宙ステーションでした

でも「カメラを持っていなくてよかった」と思いました。

その間ほんのちょっとの時間でしたけど
いろんな思いが浮かびます。

見えなくなるまで見送りました


ケータイにメールが来ました
でも今日は返事できない

涙目いろの月を振り返ると、流れ落ちそうにゆらゆらしていました。

ちょっと弱気になって
3言だけつぶやいたところで
iPhoneは自然に電池が切れました。

ITにまで諭されているんだろうか。。。。あの曲を思い出しました。

気がついたらクルマで2時間眠ってしまっていました。
なにやってるんでしょうね。
どうありたいのでしょうかね。

いい歳して。。。

2009/05/09

夢見た


阿修羅
Originally uploaded by h@lsan
いくら寝ても眠り足りない感じがする。
こういうとき夢の中の記憶がやけに鮮明だったりする。

頭はほとんど起きてるんだろうなあ

またニンフが現れた
今度はパン屋の小さなパネルバンに僕を押し込もうとする
みんなのところに行けと言う。

窓もなく気密の高そうな扉がついたバンの荷室にはすでに、隙間無く20人以上詰め込まれていてちょうど僕の分だけ空いている。

しぶしぶ隙間に潜り込んだが
僕はこんなところに閉じ込められたくはないと内心抵抗している

奥の方に詰め込まれている人はもう窒息してしまっているのか、
動かない。しゃべらない。黙って座っている。

ニンフは微笑みながら
気にしなくていい、考えなくていいと繰り返す

そんなことができるならとっくにやってるさ

気密扉を閉められた
真っ暗な中で一気に空気はよどみ
息苦しくなる。気が遠くなっていく

息苦しさに耐えかねて
声を出したようだ。

そしたら目が覚めた。
確かに息苦しく肩で息していた。

2009/05/08

どっちしても壁みたい


いかにも
Originally uploaded by h@lsan
週末がやってきます

東京方面のお友達はぜひ国立新美術館へ
11日まで国展やってます。出品中です。

予定空っぽで週末を迎えるのはなんか不安
頭の空き時間は無くしておきたい

どちらにしても僕にはカレンダーは関係ない生活だけど・・・
みんなと同じようにリズムのある生活に憧れることもある。

いちいち
僕だけが・・という気にならないようにしないとな。

ここ数日の印象。
「深く見通す眼より、広く見渡す眼」を持ちたいということ。

深く見ると、見えなくていいものまで見える。
見えないモンスターまで生み出してしまう。

広く見渡していれば、ささやかなものに心動かされる喜びがある。

そうしろと言われた。
でも実践はできていない。


また、この逆の眼も持っていたいと思うことも多い。
あくまでここ数日の印象

2009/05/04

夕暮れ時のさびしさに


R0018884
Originally uploaded by h@lsan
一条の線となって延びていく希望の白雲
迷い無くまっすぐに延びていくのだが

それを保つのはわずかな時間だけ
だからこそ、何度も何度も、何度でも確かめるんだということ。

薄く広がり消えていくヒコウキ雲が寂しいのは、
消えずに有ってほしいと願う心の裏返し

だから空を見上げては
何度も何度も、何度でも確かめるんだということ。

2009/05/03

O Freunde, nicht diese Töne

僕は隔離された空間にいる。
自分で隔離したんだ。

希望と落胆のジェットコースターに乗っている

僕自身、ここから外に出て行くための接点は、
か細い糸としてかろうじて残しているが、
本当はそれすらなくしてしまいたいと心のどこかで考えている。

その逆も考えている。でも外は大切なことが足りない。
納得してないようだけど、これまで僕はその大切なことを
心穏やかに保つために苦心してきた。

時間はどんな英雄も、凡人も同じ量しか持っていない。
僕が自由にできる時間の配分が間違っていたかもしれない、

確かに、外の世界と折り合いをつけるために流されたり引きずられた部分はあるかもしれない。
だけど民草の僕にできる精一杯の努力はしているつもりだ。

他の人であっても多分結果は同じだ。
時間を止めるマジックワンドは持っていないはず。
実はその在処は知っているけれど、それは取りに行かずにいよう。

でも時が経って、いつかこの隔離空間を出ても大丈夫になると
確信している。
だから今、僕は、この隔離空間から出て行くつもりはまったくない。

外の景色が全て実態のないモノに見える。
あれほどみずみずしく、あれほど暖かに見えた情景も全て今の僕には
関係ない別次元の出来事のように乖離してしまっている。

人々よ笑うなら笑え

僕はずっと、threshold にいる